今回は、尼崎本校の最近の状況についてご報告いたします。
衛生用品の確保と活用状況
最近ではアルコールなどの衛生用品が以前よりも手に入りやすくなり、大変助かっています。尼崎本校では、これまで生徒の机やホワイトボードの消毒に限って使用していたアルコールを、今ではフル活用しています。元々備品は十分にありましたが、購入が困難だった時期はやはり苦労しました。
特に確保に奔走したのがペーパータオルです。「学習塾事業者における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」が3月中旬に策定された際、当塾では共用タオルと手指消毒ジェルを使用していました。ガイドラインを受けてペーパータオルへの切り替えを決めたものの、当時は紙製品の不足が深刻な時期でした。現在の比較的安定した供給には心から感謝しています。しかし、紙類は一度に大量に運べないため、未だに1家庭あたりの購入制限を設けている店舗が多いですね。
次亜塩素酸水について
消毒関連で、次亜塩素酸水(HClO)についても触れておきたいと思います。本校では一度も使用していませんが、ウイルスへの有効性が認められるようになったようですね。
ただし、アルコールのように「かけて拭き取る」使い方をするには、80ppm以上の濃度が必要とされています。人体への安全性を謳って販売されている製品は、大体50ppm程度のものが多いようです(もし情報が誤っていたらすみません)。これでは十分な効果は期待できません。また、吸引による危険性も指摘されており、以前は安全だと教えていた大学もあったと聞きます。「昔の常識と変わる部分もある」ということを日々痛感しており、情報収集には十分に気をつけなければならないと感じています。
マスク着用とコミュニケーション
最後にマスクについてです。新しい生活様式において必須(ほぼ義務)となっていますが、正直なところ、コミュニケーションのパフォーマンスが落ちると感じています。教育現場では生徒との円滑なコミュニケーションが非常に重要であり、マスク越しのやり取りには難しさを感じています。こればかりは、透明マスクの活用や5G通信の普及に期待するしかないのかもしれません。
今は、一人ひとりができることを実践し、一日でも早く元の生活に戻れるよう願うばかりです。