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【伊丹南野校】内申点は大事 その重みの違い

こんにちは!伊丹南野校です。

 

高校入試において「内申点は大事だ!」とよく言われますが、その"大事さ"の重みが都道府県によって異なることはご存知でしょうか。

 

 

"大事さ"というものを、ここでは内申点と当日点の比率で考えて論じていきたいと思います。

 

 

なお、入試の点数というのは、内申点と当日点(入試本番の点数)の合計で算出され、

内申点が当日点に比べて高いほうが「内申点は大事!」となります。

 

 

まず、我らが兵庫県についてみてみましょう。

 

内申点250点:当日点250点

 

すなわち5:5です。

 

内申点は当日点と同じ重みです。

 

入試当日までに、入試の半分は終わっているということですね。これが高いのかどうか・・・。

 

 

他の近畿二府四県についてみていきましょう。

 

比率はすべて内申点:当日点です。

 

 

【大阪府】

大阪府は学校の偏差値によって比率が異なるという、珍しい仕組みになっています。

(さらにいうと、入試当日の問題も学校の偏差値によって異なるのです。兵庫県民からしたらビックリですね)

 

上位校 3:7
中位校 4:6
下位校 5:5

 

上位校の方が内申点の割合が低く、入試問題も難しくなります。

そのため、上位校志望者の中には「学校の提出物とかやるより、ハイレベルの問題集をやる方が有意義だ」と提出物をスルーする人もいます。(マジ)

 

ちなみに、大阪の中でも内申点の割合が高い下位校でさえ、兵庫県と同じ比率ですね。

 

 

ここから残りの都道府県を一気に載せます。(一部概数にしています)

 

【京都府】4.9:5.1

【奈良県】3:7

【和歌山県】2.5:7.5

【三重県】2:8

 

 

おわかりでしょうか。

 

兵庫県は近畿二府四県で最も内申点の割合が高いのです!

 

兵庫県民からすると、和歌山や三重で「内申点は大事だ!」なんて言っていても説得力ないですよね。

 

 

特に中1中2の生徒の皆さんへ改めて言います。

 

「内申点は大事だ!」

 

学校ワークなどの提出物はもちろん、実技教科のレポートなども手を抜かないようにしましょう。