長かった梅雨がようやく明け、いよいよ本格的な夏がやってきますね。例年、太平洋高気圧の勢力によって7月下旬まで梅雨が長引くことはありましたが、今年は梅雨前線がこれほど日本に停滞し、連日のように雨が降り続いた記憶はあまりありません。地方によっては、連続降水日数の記録を更新したところもあるようです。
気候変動と梅雨の変化
さらに、降水量も、とは比較にならないほど増え、ここ数年は「50年に一度の豪雨」といった言葉を毎年のように耳にするようになりました。これは地球温暖化の影響でしょう。以前は東南アジアや沖縄の空港に降り立った際に感じた、まとわりつくような湿気をこのあたりでも感じるようになっています。
積乱雲による激しい雨が増え、梅雨の雨に季節の変化を感じさせる風情が薄れてしまった気がします。しとしとと降る長雨の梅雨は過去のものとなり、これからは「梅雨も災害と隣り合わせ」という意識が必要になってきたと感じます。
短い夏を有効に
それでも、長く続いた梅雨が明け、ようやく夏本番です。今年は新型コロナウイルスの影響で夏休みも短く、あっという間に過ぎてしまいそうですが、勉強も余暇もテーマを絞って有意義に過ごしたいものですね。特に受験生の皆さんは、科目ごとの弱点をしっかりチェックし、計画を立てて学習を進めていきましょう。