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【伊丹南野校】お笑いと教育の親和性

こんちには!伊丹南野校です。

 

今回はお笑い芸人と先生との関連性についてお話します。

特別にお笑いが好きということもありませんが、芸人という職業の人たちにはとても興味があります。

 

お笑いのDVDなどは一切持ってないけど、芸人の本は何冊か持ってる。。ということです。

最近見た本の中では、ナイツ塙さんの『言い訳』は特によかった。今年No1かもしれない。彼の漫才、芸人、そしてM-1への熱い思いが詰まっている良書です。

 

なぜ興味があるかというと、いくつかの点で彼らとシンパシーを感じ、勝手な仲間意識があるからです。

 

まず第1に、しゃべくり(と小道具)で聞き手に感動を与えるという点。手段は違えど、どちらも最終的な目的は感動を与え、幸せになってもらうことだと思っています。ちなみに私はしゃべくりが苦手なので、できるだけ図示して視覚的に説明することを心がけています。芸人になるならフリップ芸ですかね。

 

 

次に、やり方に正解がないという点も同じです。

舞台上やTV画面では見えない苦悩や葛藤が彼らにはある。我々も同じです。

情報収集と試行錯誤を繰り返し、正解ではないかもしれないけど納得できる解を探す作業が永遠と続きます。

 

 

最後に、戦略は真似できても、戦術は真似できないという点。

戦略と戦術は明確に意味が違います。(ちなみに私は漫画『封神演技』の中で学びました!)教育でいうと、戦略はカリキュラム、戦術は指導法です。

ウける漫才をそのまま別の人がやっても、同じようにウケるとは限りません。我々も、上手な先生と全く同じように指導しても上手くいかないことが多い。これは、過去にブログでお話しした「何を言うかではなく、誰が言うか」理論と似ています。その人に合った戦術を立てる必要がある。ハードウェアにマッチしたソフトウェアを入れないといけないということです。

 

高学歴芸人という戦略で活躍している方も多いように、お笑いと教育は非常に親和性の高い分野です。

芸人による映像授業を行っている塾もありますが、これは起こるべくして起こった状況だと思います。

 

映像授業に関して言うと、YouTubeなどでも教育系動画がたんまりとありますよね。昔と違って自分から手に入れようと思えば手に入れられる環境があります。わからない、覚えられないという前にできることをやってほしい。

 

特に社会の暗記ができないというのは、興味がないというのが本質的な原因です。漫画の登場人物名やゲームの攻略法など、興味のあることは勝手に覚えます。問題を解く前に、興味が湧くような教育系動画を見ることで、暗記効率は飛躍的に上昇します。

 

私が尊敬する芸人さんは教育系YouTuberとして活躍しています。次回は、その人についてお話します。

ではまた。