こんにちは!伊丹南野校です。
さて、今回から2021年3月に実施された兵庫県公立入試問題について分析していきます。
といっても、去年との比較論などは、塾などの教育関係者以外の方にとっては興味ないと思いますので、「兵庫県の公立入試の問題がどんなものなのか」ということに注力して進めてまいります。
初回は数学です!
特徴1:全範囲漏れなく出る!
- 小問集合
- 方程式・連立方程式
- 図形
- 関数
- 確率
- 総合問題
上記単元が順番を変えたり、融合されたりして出題されます。
融合されるというのは、1つの大問の中に複数の単元が混ざった問題されることを言います。今年の大問2は1次関数と連立方程式の融合問題となっていました。
つまり、ヤマははれない!ということです。諦めましょう。
苦手単元を作らないことが大切です。
特徴2:難問が必ず出る!そこそこ出る!
今年の正答率10%以下の問題は5問。32問中の5問です。少なくありません。
尼崎稲園や市立西宮以外を目指す人にとっては捨てるべきです。
入試は、みんなが正解する問題を正解する人が受かり、みんなが正解する問題をミスした人が落ちるもの。したがって、みんなが正解しない問題は合否に影響ありません。
定期テストや入試が終わって、「わけわからない難しい問題が出た!やばい!」と言う生徒がよくいますが、そういう問題はみんな「わけわかってない」ので大丈夫です。
特徴3:正答率の高い問題が結構出る!
今年の入試では、正答率80%以上の問題が40点分出ています。ここが落とせません。
まずは、大問1 小問集合の24点。
そして、残りの大問5題の各(1)の約16点。
上位層はもちろんですが、特に中下位層の生徒にとっては、ここを取れるかが合否の境目となります。
(伊丹南野校では、期末テスト後より、毎回の授業で大問1の問題を取り組んでいきます。)
ちなみに、伊丹西や武庫荘総合あたりを狙う生徒はもの凄く多いです。
それはデータから見ても明らかで、この層(40点~59点取るレベル)は、1点差に522人がひしめく激戦区です!
1点でも多く取れ!というのは大げさでもなんでもないんですね。
一方で、学校で成績上位の生徒も、入試は初めての経験になります。難問との戦い方や逃げ方も学んでいく必要があります。戦略として。
本校のような個別指導だからこそ志望校別の指導が可能です。是非ともお力になれればと思います。
以上、本当に簡潔に3つの特徴を述べさしていただきました。
目標校によって具体的な戦略は変わってくるため、残念ながら詳細はここでは書ききれませんが、少しでも参考になれば幸いです。
次回は英語の予定です。
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